-- 離婚相談32 財産分与(4)
別居から長期間経過しての離婚と財産分与。
夫の暴力に耐えられず、家を出てから10年が経ちます。子どもたちも無事に独立して、一区切りがつきました。私も再出発したいと、夫に離婚を申し出ましたら、夫は離婚には同意してくれましたが、財産分与については…
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- 性別:女性
- 年代:60代
- 婚姻期間:40年以上
- 子ども:あり
- 職業:自営業
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[背景]
Aさんは、お酒を飲むと豹変する夫に耐えながら、結婚生活を続けていました。
自宅でお稽古教室を開いていたAさんでしたが、子どもを抱えて自立できるほどの経済力はなかったため、家を出たくても出られなかったそうです。
月日が経ち、子どもたちがある程度大きくなり、出稽古と副業とのダブルワークで生計を立てられる見通しが立ち、Aさんは10年前やっと家を出ることができました。
夫と別居してからの生活費や子どもたちの学費などは、すべてAさんが用意しました。
[相談内容と弁護士対応]
子どもたちも無事に独立し、自分自身も再出発したいと考えるようになったAさんは、夫との離婚と子育てに貢献した分を含めての財産分与を希望し、ご相談にいらっしゃいました。
当初、別居生活を送って10年経過してからの離婚で、高額の財産分与を夫に認めさせることは難しいと予想されました。
案の定、夫は離婚には同意しましたが、こちらが提案する財産分与の金額については納得できない様子でした。
弁護士は、協議内容が整わず、財産を分割することになる場合のデメリットを説明するなど、夫の説得を粘り強く続けました。
[結果]
協議の結果、Aさんの希望どおりの財産分与と離婚が成立しました。
このように、別居から長期間が経過し、高額な財産分与は難しいと予想される場合でも、弁護士が代理人として粘り強く交渉することで、ご依頼者様の希望に沿った解決が期待できます。
当事務所によくあるご相談内容
離婚の話を具体的に進めている
- 現在別居中で、配偶者との間で離婚の話を進めている
- 離婚には合意しているが、財産分与・親権で揉めている
- 離婚調停の申し立てをしたい
慰謝料請求したい
又は慰謝料請求された
- 離婚はしないが、不貞相手に慰謝料請求をしたい
- まずは不貞相手に慰謝料請求をして、相手の出方で配偶者との離婚を考えている
- 不倫がばれてしまい、高額な慰謝料請求をされている
突然相手方から離婚を突きつけられた
- 単なる夫婦喧嘩のつもりが、代理人弁護士から突然連絡が届いた
- 配偶者や子どもと連絡が取れなくなり、代理人弁護士から突然連絡が届いた
自分で離婚を進めていたが、うまくまとまらない
- 相手方に弁護士がついているので、うまく話が進まない
- 調停委員に弁護士を付けるよう進言された
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