コラム

公開 2019.12.03 更新 2024.02.09

離婚後のストレス!多くの人に当てはまる悩みと乗り越え方

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離婚すれば苦しい気持ちやストレスから解放されるわけではありません。経済的な困窮や家事育児と仕事の両立など、離婚後に発生するストレスも多いものです。離婚は結婚よりもエネルギーを使うといわれているからこそどう乗り越えていくかが大切になります。

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離婚後に感じるストレスの共通点

離婚後はこんなことがストレスに…

離婚することで感じるストレスは、次のようなものがあります。

経済的な困窮

共働きであれば夫婦二人で働いたお金で生活ができますが、離婚によって、自分の稼ぎだけで生活していく場合、経済的に困窮する可能性があります。
また、養育費や実家の援助、さらには公的支援を得られるにしても、中断される恐れがないわけではありません。

そのため、特にアルバイトやパートとして働いている方は、安定した収入を得られるように仕事先を変える必要があるかもしれません。
専業主婦である方は仕事探しの必要がありますが、望む収入を得られる仕事を見つけるのに苦労する場合もあります。

周囲の目が気になる

日本は夫婦のうち3組に1組が離婚をしているといわれており、離婚は決して珍しくはありません。
しかし、離婚に対して世間の偏見は根強く、離婚原因として、不貞行為やモラハラ、さらには借金などがあるのではないかと勘繰られることも少なくありません。
ときには、周囲から心ない発言をされることもあり、精神的に不安定になることもあります。

子どもとの関係性が変わった

子どもがいる場合は夫婦のどちらかが親権を取得し、養育していきます。
親権を取得したとしても、シングルマザーやシングルファザーとして子どもを養育していくことに難しさを感じる方も多いです。
生活に必要なお金を稼ぐのは当然ながらも、仕事ばかりだと子どもに寂しい思いをさせてしまうことになります。
仕事と養育のバランスを整えるまでに時間がかかり、大きなストレスになる方も少なくありません。

一方、親権を相手方が取得した場合は、毎日のように子どもの顔を見て成長を見守ることはできません。
離婚によって子どもに悪影響が出ないか心配するものの、子どもと会えない日々の辛さから、気分が落ち込んでしまう方も多くいます。

離婚後のストレスを乗り越える5つの方法

離婚後のストレスを乗り越えよう!5つの方法

離婚は労力がかかるうえに、その後、精神的な辛さを感じることがあります。
だからといって悲観的になるのではなく、ストレスを乗り越える方法を知り、少しでも軽やかな気持ちになりましょう。

1. 感情を我慢せずにさらけ出す

離婚後のストレスを乗り越える方法のひとつに、感情を我慢せずにさらけ出すということが挙げられます。
信頼できる人に自分の感情をさらけ出すのはもちろん、第三者に相談するのもよい方法です。
心療内科のカウンセラーにすべてを話す、あるいは同じ悩みを抱えるコミュニティサイトで相談をするのもよいかもしれません。

新しい恋愛に感情をぶつける

新しい恋愛をしてみるというのも一つの方法です。
結婚していると当然ですが別の異性と恋愛することはできません。
しかしながら離婚すれば、自由に恋愛をすることができるので、新たな出会いを求めてみてもよいでしょう。
ただし、元配偶者に強く依存していた場合は、精神状態がまだ不安定で冷静な判断ができないこともありますので、慎重に進めるようにしましょう。

離婚したということを考えすぎて、また同じようになったらどうしようと過度に臆病になる必要はありません。

新しい仲間と感情を共有

恋愛以外にも新しい出会いを求めるというのも、ストレスを乗り越える方法の一つです。
仕事やスポーツ、趣味など、新しい仲間を見つけて新しい活動を始めることで、気分転換につながります。
昔からの友人であれば離婚について知っており、励ましたり、気を使ってくれたりと、大きな支えになりますが、新しい仲間は今までの生活を忘れてこれからの生活に目を向ける手助けをしてくれますので、心機一転新たなコミュニティに参加することをお勧めします。

2. 自由を満喫してリフレッシュ

離婚前にはできなかったことにチャレンジしてリフレッシュするのもひとつの方法です。
趣味を満喫するのはもちろん、旅行や美味しい食事を食べてリフレッシュするのも気分転換になります。
離婚前にはできなかった自由を満喫することで、離婚によるストレスを軽減できます。

3. 涙を流して負の感情を洗い流す

泣くという行為はひとつのストレス発散方法です。
ときには、ありのままの感情を思い切りはきだして、涙を流し、負の感情をすべて洗い流しましょう。涙は心の浄化作用があるため、気持ちがすっきりします。

4. 今の環境とは異なる環境に身を置く

離婚しても同じ場所に住み続ける選択をする方もいますが、結婚期間中の住居は、離婚した相手との思い出が寄り添ってしまっている環境であります。
そのため、辛いと感じた場合は今の環境とは異なる環境に身を置くのもひとつの方法です。

引っ越しをすると、新しい人生のスタートを切るという前向きな気持ちが湧き出て頑張っていこうという意識も生まれます。

5. 夢中になれるものを見つける

離婚をすることで家事や育児に追われていた時間がぽっかり空くと感じる方も少なくありません。
この時間を利用して夢中になれるものを見つけるのも気が紛れるよい方法です。

趣味だけではなく、仕事上の資格取得のための勉強もよいでしょう。
今後の生活に大きなプラスをもたらす可能性もあります。
夢中になることを見つけることで効果的なストレス解消方法となります。

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離婚後に後悔しないために注意すべき4つのポイント

1. 離婚後の生活の準備の重要性

離婚後の後悔を少なくするために、離婚前から離婚後の生活の準備をしておくべきです。
経済的な困窮を避けるために離婚後の生活の収支を計算しておきましょう。

また、市区町村役場で離婚後に利用できる公的支援制度も確認しておきましょう。
公的支援制度を利用できる場合は手続きの準備を進めておくべきです。

さらに言えば、離婚後、半年程度は生活ができる預貯金も確保しておくのが望ましいです。

2. 金銭関係の取り決めを万全にしておく

離婚時には夫婦の財産分与、年金分割、子どもの養育費などの金銭関係の取り決めをしましょう。
いち早く離婚をしたい気持ちが強くとも、焦らずまずは金銭関係の取り決めについて、話し合うことが大切です。

離婚した元夫婦が、離婚後に金銭関係の協議をするのは困難です。
家庭裁判所の調停や審判を利用しての取り決めは時間もかかります。
離婚後に、お金が必要になるケースはたくさんありますので、金銭関係の取り決めをしないまま離婚するのは早計です。

3. 心療内科や精神科の受診

離婚による気持ちの落ち込みが改善せず、家事や育児、仕事が手につかないなど、日常生活を送るにあたって支障が出る方も少なくありません。
早めに心療内科や精神科の受診を検討した方がよいといえます。

離婚による心の傷は早期発見・早期治療が肝心です。
放置して、こじらせてしまうと治療が難しくなり、回復までの時間と労力もかかってしまいます。

市販の薬は症状を一時的に緩和できるものの、根本的な解決とはなりません。
心の傷を癒すために心療内科や精神科の受診も視野に入れた方がよいでしょう。

4. 子どもに離婚についての説明をしておく

離婚の際は、子どもの年齢や発達に応じた言葉で、離婚について説明し、子どもの気持ちをしっかり聴いてあげることが大切です。
住む場所や学校など、できる限りの子どもの意見を尊重してあげるようにしましょう。
嘘やごまかしを言わず、子どもが悪くないことも伝えないといけません。

その際は、離婚する相手の悪口を言わず、離れて暮らす親とも会えることも伝えた方がよいでしょう。
子どもは徐々に、離れて暮らす親から見捨てられてしまうのではないかという恐怖心を抱きかねません。

離婚が、子どもの人生にも大きく影響することは、夫婦共々認識すべき問題です。
親の離婚を経験した子どもには少なからず変化が生じるため、口には出せない寂しさも理解してあげないといけません。

まとめ

離婚する前にはたくさんの悩みやストレスがあるものの、離婚をしても新たな悩みが生まれます。
しかし、離婚は結婚生活の終わりであるとともに、新しい人生のスタートを切ることでもあります。
離婚による生活の変化や人間関係の変化に対応するために、事前にイメージをしておくことが肝心です。
そして、前向きに人生を歩めるように、離婚をすることで抱えるストレスをどう乗り越えていくべきかを頭に入れておきましょう。

さらに、離婚後に後悔しないために、ひとりで悩みを解決できない場合には、弁護士といった専門家に手助けをしてもらうことも大切です。

Authense法律事務所が選ばれる理由

Authense法律事務所では、離婚問題について、豊富な経験と実績を有する弁護士らで構成する離婚専任チームを設けています。
これまでに蓄積した専門的知見を活用しながら、交渉のプロである弁護士が、ご相談者様の代理人として相手との交渉を進めます。
女性弁護士が数多く在籍しており、面談予約時に「弁護士性別」をご希望いただくことも可能です。

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離婚問題を弁護士にご依頼いただくことには、さまざまなメリットがあります。
感情的になりがちな相手方との交渉を弁護士に任せることで、精神的なストレスから解放されますし、日常生活への影響も最小限に留められます。
相手方に有利な条件での示談や和解を要求された場合でも、弁護士に依頼することによって、過去の判例などを踏まえた対等な交渉ができます。
また、問題終結後に弁護士を通して合意書を作成しておけば、和解成立後に相手方から再び慰謝料を請求されたり、不貞行為の内容をSNSに投稿されたりといった事後的なトラブルを未然に防止することも可能になります。

私たちは、調停や裁判の勝ち負けだけではなく、離婚後の新生活も見据えてご相談者様に寄り添い、一緒にゴールに向けて歩みます。
どうぞお気軽にご相談ください。

記事を監修した弁護士
Authense法律事務所
弁護士 
(第二東京弁護士会)
早稲田大学法学部卒業(3年次卒業)、東京大学大学院法学政治学研究科修了。企業法務から、離婚、相続問題を中心とした一般民事事件、刑事事件など幅広く取り扱う。
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