コラム

離婚を決断した理由は?判断するポイントを解説

離婚を決断した理由は?判断するポイントを解説

離婚の決断は簡単ではありません。
多くの方が子どものことや離婚後の生活、離婚にかかる労力や費用などを考えて躊躇してしまいます。
どのようなケースであれば離婚すべきで、反対にどういった状況であれば急がず様子をみた方が良いのでしょうか?
離婚の決断に迷ったときに判断の指標となる基準を弁護士がお伝えします。

記事を監修した弁護士
Authense法律事務所
弁護士 
(第二東京弁護士会)
第二東京弁護士会所属。早稲田大学法学部法律学科卒業、慶應義塾大学法科大学院法学研究科修了。一般民事、特に離婚事件に関する解決実績を数多く有する。離婚カウンセラーの資格を取得しており、法律的な問題を解決するのみならず、常に依頼者の方の心情に配慮し、不安や悩みに寄り添う対応を心掛けている。

離婚の決断に迷う理由

離婚の決断に迷うのはあなただけではありません。
多くの方が悩んだ上でようやく決意し、協議や調停、訴訟を経てようやく離婚を実現しているものです。

離婚の決断に迷う「よくある理由」には以下のようなものがあります。

  • 相手に未練がある
  • 離婚後の生活が心配
  • 子どものために両親が揃っている方が良いと思う
  • 実家の両親や身内、友人に相談したら離婚に反対された
  • 離婚に労力や費用がかかるから
  • 相手に財産分与などのお金を払いたくない
  • 子どもを引き取って1人で育てていく自信がない
  • 離婚すると人生に失敗したような気がする
  • 相手が浮気していて、離婚すると再婚されるような気がして許せない

離婚を決断すべきケースとは

離婚を決断すべきケースとは

離婚の決断に迷ったとき、以下のような状況であれば前に進むべきと考えます。

相手から暴力を受けている

相手から日常的に殴る、蹴るなどの暴力を受けているなら一刻も早く離れるべきです。
暴力はどのような理由があっても許されるものではありません。
暴力を振るうような人は、その後も一生変わらないことが多いです。
「いつかわかってくれるだろう」などと考えていても状況が悪化していくばかりのケースが多いので、早めに離婚を進めましょう。

モラハラ被害を受けている

身体的な暴力がなくても「モラハラ(精神的暴力)」が酷いなら離婚をおすすめします。

  • 自分や実家、友人を侮辱される
  • 行動を束縛する
  • 異常な「マイルール」をおしつけてくる
  • 異常に金銭的に細かい

思い当たるフシがあるなら「本当にこのままで良いのか」検討してみてください。

夫婦仲が悪くなり子どもに悪影響が及んでいる

夫婦仲が悪化すると子どもにも悪影響が出てしまうケースが多々あります。

  • 幼児返り
  • おねしょが復活してしまう
  • 幼稚園や学校で暴力的な行動をとる
  • チックが出る
  • 不登校、朝になると「お腹が痛い」と言い出す

上記のような子どものSOSを感じたら離婚を検討すべき状況かもしれません。

相手が浮気して家を出ていった

相手が浮気して家を出ていき浮気相手と同棲を始めてしまったら、もはや戻ってこさせるのは難しくなるでしょう。
離婚を前向きに検討すべき状況と言えます。

相手が生活費を払わない

相手が一家の大黒柱であるにもかかわらず生活費を払わないなら離婚を検討しましょう。
夫婦で生活費を負担し合うのは法律上の義務です。
支払わないと「悪意の遺棄」として離婚原因になることもあり、慰謝料を請求できる場合もあります。

気持ちが完全に冷めてしまい自分の人生を歩みたい

相手に対する愛情が完全に無くなってしまい、自分自身の新たな人生を歩みたいなら、離婚を決断すべきタイミングかもしれません。

もう少し様子を見るべき状況

以下のような状況であれば、早急に離婚に進まず様子を見るようお勧めします。

相手に対する気持ちが残っている

離婚したい気持ちはあるけれど相手に対する気持ちが残っており、離婚後後悔しそうであれば離婚はお勧めしません。
もう少し様子を見て気持ちが固まってから離婚に進めましょう。

修復できる可能性がある

今は少し夫婦仲が悪化していても、今後話し合いや冷却期間を置くなどの方法で修復できる可能性があるなら、早急に離婚する必要はありません。
完全に「戻れない状況」になってからでも遅くはないでしょう。

離婚を決断する前に考えること

離婚を決断する前に考えること

安易に離婚を決断すると、離婚後に生活に困ったり予想外な状況に遭遇したりして困ってしまう可能性があります。

決心する前に以下のようなことを考えてみてください。

経済的にやっていけるか

経済的な問題は生活に直結します。
特に婚姻時に相手の収入で生活していた方の場合、離婚後に生活に困ってしまう可能性があります。
相手から受け取れる養育費、行政からの手当、自分で得られる収入、毎月予想される支出の金額などを試算して、生活を維持できるかシミュレーションしましょう。

親権をとれるか

子どものいる方は親権を獲得できるかも重要な要素です。
離婚後自分が親権者になれると思っていたのに、相手に親権をとられて「こんなはずじゃなかった」と後悔する方もいます。
親権については法律上重視される要素があるので、弁護士に相談して「親権を獲得できそうか」を確認してから離婚に進めましょう。

離婚を決断したときにすべきこと

知識を得る

まずは離婚に関する知識を集めましょう。

  • 子どもの親権を獲得する方法
  • 養育費や慰謝料の相場
  • 証拠の集め方
  • 財産分与の基準

本やネットなどで情報収集できます。

証拠や資料を集める

財産分与に関する夫婦共有財産の資料、相手の浮気やDVの証拠、これまで子どもを養育してきた実績を示す資料など、ケースによって必要な証拠や資料は異なります。
有利な条件で離婚するため、相手と交渉を始める前にできるだけ多く集めましょう。

弁護士へ相談

離婚について自分で調べたり証拠を集めたりするには限界があります。
離婚に詳しい弁護士に相談して「今何をすればよいのか」「どうすれば有利な条件で離婚できるのか」アドバイスを受けるようお勧めします。

まとめ

離婚を決断できず迷ったときには「離婚すべき状況」に陥っていないかチェックしてみてください。
離婚を決断できたら、有利に協議や調停、訴訟を進めるための「正しい知識」が必要です。
自分1人で知識や証拠を得るのに限界を感じたら、早めに弁護士へ相談してみてください。

Authense法律事務所の弁護士が、お役に立てること

・離婚した場合に、養育費・慰謝料・財産分与等としてどの程度相手にお金を請求できるか、お話を伺いながら具体的にご説明し、離婚後の生活のイメージが持てるようにサポートいたします。

・特に財産分与については、証拠を確保することが非常に重要ですので、これまでの生活状況についてお話を伺い、どのような証拠を確保すればよいか、具体的にアドバイスいたします。

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