解決事例

夫と別れない不貞相手に慰謝料請求したい。

  • ご相談者
  • 性別:女性
不倫の慰謝料請求

ご相談までの経緯・背景

依頼者であるA子さんの夫は職場のB子さんと不倫し、その不倫がバレると、A子さんの夫は開き直ってA子さんに離婚を求めてきました。
A子さんは精神的に参ってしまい、心療内科への通院を余儀なくされるほど追い込まれていきました。
A子さんとB子さんは直接会ったこともあり、A子さんはB子さんに「夫と別れてほしい」と伝えていたのですが、別れる様子はありませんでした。
夫のA子さんへの態度もどんどん悪化し、帰宅することもほとんど無くなってしまいました。
困り果てたA子さんはB子さんへの慰謝料請求のためにご相談に来られました。

解決までの流れ

A子さんは、まだ夫のことを愛しており、子どもの生活も守りたかったことから、

  1. 夫とB子さんとを別れさせたい、
  2. B子さんから慰謝料を取りたい、

という2点がご希望でした。

そのため、まずはB子さんに不貞行為の解消と、慰謝料を請求する旨の内容証明郵便を送りました。
内容証明郵便を受け取ったB子さんは、実家暮らしだったため、実家の親に不貞行為がバレたとA子さんに大激怒。謝罪するどころか、弁護士をつけて争ってきました。
そこで、やむなく交渉を打ち切り、慰謝料請求の訴訟を起こしました。
訴訟中もB子さんは、「A子さんのせいで自分がうつ病になった」、「職場にもバレて仕事を辞めざるを得なくなった」、「A子さんに虐げられた夫を救ってあげたかった」など、まるで被害者は自分だとでも言いたげな言い訳を繰り返しました。
しかし、客観的な証拠を揃え、冷静にこちらの状況を裁判官に説明することで、判決においては請求金額の満額となる慰謝料請求が認められました。

結果・解決ポイント

不貞行為の慰謝料では、100万円から200万円が相場と言われており、和解の場合には、100万円前後となることがほとんどです。
このケースは、A子さんの精神的苦痛を診療内科の診断書によって立証できたことや、A子さんが証拠として残していたLINEのやり取りなどで、B子さんの主張がでっち上げであると立証できたこと、問題の本質を裁判官がしっかりと判断をしてくれたことから、相場の倍程度の慰謝料が認められた事案でした。
不貞の慰謝料請求で満額が認められることはなかなかありません。
金額の大小とは別に、配偶者に不倫されたと知ったときのお気持ちはお辛いこととお察しします。
その際には、ご自身を責めたり自分で解決しようとするのではなく、まずは一度ご相談にお見えになってください。
お話をお伺いし、今後ご自身が幸せになるためにはどのようにするのが良いのか、一緒に考えていきましょう。

担当弁護士
Authense法律事務所
弁護士 
(第二東京弁護士会)
創価大学法学部卒業、創価大学法科大学院法務研究科修了。離婚問題、遺産相続などの家事事件や企業法務まで幅広く対応。これまで解決に携わった案件数は500件を超える。
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