解決事例

何度も裏切った妻と浮気相手に慰謝料請求。

  • ご相談者
  • 年齢:40代
  • 性別:男性
  • 職業:会社員
  • 婚姻期間:7年
不倫の慰謝料請求

ご相談までの経緯・背景

Aさんは、妻Bと結婚7年目を迎え、夫婦仲良く暮らしていました。ある日偶然、妻の携帯に男性Cから「会いたい」などのメールが送られてきていることを知り、妻の浮気を疑ったAさんでしたが、その時はまだ半信半疑でした。

数ヵ月後、妻Bと妻の友人とのメールのやり取りから、Aさんが妻Bの浮気を最初に疑った時から、妻Bと男性Cとの関係は続いていること、その密会は止むどころか増えていること、そして不貞行為(浮気・不倫)があることを知りました。

その後、妻Bは体調を崩し、療養のため休職することになり、Aさんは仕事をしながら、妻Bの看病を続けました。しかし、妻Bが療養中にもかかわらず、男性C(以下、浮気相手C)と密会を続けていることを知りました。

さすがに嫌悪感を抱いたAさんは離婚を決意しましたが、離婚をするにも証拠が必要であると思い、調査会社に妻Bの行動調査を依頼し、妻Bと浮気相手Cが密会していた部屋から二人が出てくる証拠写真をおさえました。

そしてAさんは、妻Bとの離婚と、浮気相手Cに慰謝料を請求したいと考え、ご相談にいらっしゃいました。

解決までの流れ

弁護士は妻Bに対し、浮気相手Cとの浮気の証拠があること、Aさんは妻Bの浮気の事実に強く憤っていること、これらが離婚原因となることを明示し通知しました。
また、浮気相手Cに対しては、妻Bとの不貞行為が原因でAさんが著しい精神的ショックを受け通院中であること、妻Bと離婚協議中であることを通知し、500万円の慰謝料を請求しました。

これに対し、浮気相手CはAさんに精神的苦痛を与えたことを深く反省し、謝罪する意向は示したものの、500万円の慰謝料は過大であるとして減額を求めてきました。

結果・解決ポイント

弁護士による交渉の結果、Aさんと妻Bは以下の条件で協議離婚が成立しました。① BはAさんに対し、400万円の慰謝料を支払うこと、② 飼い犬はBが引き取ること、③ B名義の自動車をAさんに所有権移転すること、④ BはAさんの自宅及び勤務先近辺には居住しないこと、⑤ Bは離婚成立後、Aさんに一切の接触や連絡をしないこと、⑥ Bは現自宅から退去することとし、公正証書にて上記のことを約束しました。

また、浮気相手CはBとの不貞行為を認め、Aさんに対し、真摯に謝罪することを前提に200万円の慰謝料を支払うことで和解が成立しました。

Aさんは、希望通りの条件で離婚が成立し、慰謝料も受け取ることができました。裏切られた心の傷はすぐに癒えるものではありませんが、離婚と慰謝料によって清算することで、新たなスタートを切ることができたそうです。
配偶者の浮気や不倫でお悩みの際は、決して一人で苦しまず、ぜひ弁護士にご相談ください。

担当弁護士
Authense法律事務所
弁護士 
(第二東京弁護士会)
専修大学法学部卒業、専修大学大学院法学研究科修士課程私法学専攻を修了(法学修士)。修士論文は、民法の不法行為の一つである、使用者責任について研究する。司法試験合格後は、都内の個人事務所で5年間にわたり、幅広い分野を経験。現在は、離婚、相続分野を中心に、不動産法務にも積極的に取り組む。
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