解決事例

責任をとってほしい…夫の不倫相手に慰謝料請求。

  • ご相談者
  • 年齢:30代
  • 性別:女性
  • 職業:専業主婦
不倫の慰謝料請求

ご相談までの経緯・背景

Aさんは結婚後、なかなか子どもを授かることはできませんでしたが、夫婦仲良く、幸せに暮らしていました。

ある日、Aさんは了承を得て、夫の携帯電話を使用する機会がありました。すると偶然、夫と女性が親しげにメールをやりとりしている履歴を見つけてしまいました。

Aさんは夫にその女性と連絡を取り合うことを止めるように求めると、夫は素直に了解してくれたため、Aさんはすっかり安心していました。

数か月後、Aさんは夫から突然離婚を切り出されました。夫はそのまま家を出て行ったきり、帰ってくることはありませんでした。

夫の所在を確かめるため、探偵に調査を依頼すると、夫は不倫相手Bと夫婦同然の生活をしていることが分かりました。そして、一緒に生活する不倫相手Bとは、夫と親しげにメールをやりとりしていたあの女性だということも分かりました。

Aさんは、不倫相手Bに慰謝料を請求したいと考え、ご相談にいらっしゃいました。

解決までの流れ

弁護士は、不倫相手Bに慰謝料請求を行いました。

すると、相手方の弁護士から「Aさん夫婦の婚姻関係は既に破たんしており、不貞行為(浮気・不倫)によって夫婦関係を壊したとは言えないため、不法な行為があったとは言えず、慰謝料請求は成り立たない。よって、請求には応じられない」と返答がありました。

その後、不倫相手Bに対する慰謝料請求は、訴訟まで発展しました。
訴訟の中では、「婚姻関係が破たんしていたのか」という点について、両者の主張が真っ向から対立しました。

弁護士は、相手方が主張する「婚姻関係が破たんしていたとする時期」に、Aさん夫婦が子づくりついて話し合っていたこと、友人らを自宅に招き、パーティーを開いていたことなど、夫婦の婚姻関係が破たんしている状況にはなかったと積極的な主張を続けました。

結果・解決ポイント

弁護士の熱心な弁護活動により、不倫相手BからAさんに、和解金として250万円を支払うことで、決着がつきました。

担当弁護士
Authense法律事務所
弁護士 
(第二東京弁護士会)
中央大学法学部法律学科卒業、中央大学法科大学院修了。主な裁判経験として、MBOに関する取締役の責任を追及し、初めて東京高裁の見解が示された事案や、複数メディアによって報道された裁判員裁判事件などを有している。ベンチャー企業の上場前の資金調達や法務支援も多数経験。顧問先経営者からは、法務のみならず経営全般のアドバイスを求められることも多い。
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