コラム
公開 2020.10.16 更新 2023.12.07

離婚が大変だと実感する理由10選

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一般的に、離婚は結婚よりも労力を使うといわれています。離婚をすると、大なり小なり、今までの環境は変化します。結婚当初は幸せだった夫婦でも、離婚問題に発展すれば精神的なストレスや肉体的疲労感が出るはずです。

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1. 夫婦の問題では済まず周囲から理解が得られないこともある

離婚が大変!覚悟すべきこと①

離婚は、夫婦だけの問題では済まされないところが、大変な理由のひとつに含まれます。
夫婦間で離婚に納得していたとしても、両方の親を巻き込んで、親同士が激しく対立することもあるからです。
特に、配偶者の親から攻撃された場合には、とても辛い思いをします。

加えて、第三者が離婚問題に口を挟むことで、さらに離婚がスムーズにいかなくなるケースも多いようです。
私生活では、職場などで離婚を詮索されれば、精神的にも落ち込むこともあるでしょう。
日本では離婚する夫婦が増えていますが、それでも面白がって離婚をネタにする人もいます。

このように、親同士の言い争いや周囲からの理解不足に直面すると、離婚協議中はかなり大変であることを実感するようです。
なかには、夫婦間の話し合いより親同士の話し合いのほうが大変だったというケースもありますので、周囲や親の説得を得られるよう、離婚の話はあらかじめまとめておくのがベストです。

親に話を切り出す前に弁護士に相談をして、離婚の話を進める方も多くなっています。

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2. 交渉離婚成立までに時間がかかる

一般的に、離婚成立までにかかる期間は、パターン別に以下のとおりです。

  • ・協議離婚でスムーズに話が進む場合:2〜3ヶ月
  • ・調停離婚で2〜3回の調停で成立した場合:半年〜1年
  • ・調停離婚が成立せず、離婚裁判まで持ち込んだ場合:1年以上

早く離婚したい、と思っている方にとっては、離婚成立までの時間は途方もなく感じられるでしょう。
双方が離婚に納得している場合は比較的スムーズに進みますが、それでも2〜3ヶ月を要するのが一般的です。
一方が離婚に同意しない場合、その相手を納得させるまでにさらに時間がかかります。

離婚に時間がかかる理由は、親権・慰謝料・財産分与・負債の処理など、法律的に解消しなければならない問題が山積みだからです。
離婚を説得しながら、こうした交渉も重ねる必要があるのです。

特に財産分与では、夫婦が納得する形になるまで何度も話し合いを持たなければなりません。
場合によっては激しいバトルになりますので、精神的な苦痛も伴うでしょう。

3. 離婚で環境が変わることへの精神的不安が大きい

離婚をすると、住居や学校、苗字の変化など、何かしらの環境変化に対応しなければなりません。
仕事や家事、育児のやり方も変えなければならないでしょう。

そのため、離婚協議中は家事・仕事・育児と、どのタイミングでも離婚について考えることが多くなり、精神的なストレスや疲労感を感じるという方がほとんどです。

離婚に関する不安やわからないことがあれば弁護士に相談してみると、精神的な不安も少しは和らぐでしょう。

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4. 役所や家庭裁判所に足を運ぶ必要があり手続きが面倒

離婚をすると、年金や保険、戸籍の移動なども必要になってきます。
何度も役所に出向き、戸籍謄本などの必要書類を取り寄せなければならない場合もあるでしょう。

役所の窓口は原則として平日の日中に開いているので、その都度時間を取られることになります。
家庭裁判所や役所では長く順番を待つことがあり、特に小さなお子様と一緒の方は大変です。
仕事をしている方・子育てで忙しい方は、その手続きに追われると疲労感が半端ではありません。

必要な書類に関しては、まとめて取り寄せるほうが時間と交通費の節約になります。
弁護士にあらかじめ相談して、1回で用事が済むように計画するのもよいでしょう。
戸籍謄本は念のため何通か予備にとっておくと便利です。

5. 親権で揉めるのがつらい

お子様のいる家庭では、親権についての話し合いで揉めるケースも多いです。
互いに協議を重ねても納得のいく答えが出ない場合は、調停・裁判に発展します。
親権・監護権を同時に持つか、または、それらを分けて子どもを育てていくかという話し合いになるでしょう。

また、親権を持てない配偶者は、面会交流を通じて子どもと接する機会を持ちます。
その面会交流の取り決めも、両者が納得いく形にするまでに時間がかかるものです。

折り合いがつかない場合はストレスが溜まる一方です。
互いに親権を持ちたくて親権の奪い合いをしていると、エネルギーもすり減っていきます。

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6. 離婚が子どもへ与える影響が心配

離婚は大変!覚悟すべきこと②

離婚で新しい環境を迎えるのは親だけではありません。
子どもがいれば、もちろん子どもも離婚の影響を受けます。

両親揃った生活をしていたのに、突然親が1人いなくなると、子どもの心も不安定になりがちです。
また、離婚によって学校が変わる・苗字が変わる・住居が変わる・生活スタイルが変わる、となれば、子どももその変化に戸惑います。

離婚後はもとより、離婚協議中も親の精神不安が子どもに伝染して戸惑ったり、情緒が不安定になったりする子どもも少なくありません。

離婚は親の都合ですが、離婚しても大切な子どもであることには変わりはないでしょう。
離婚協議中は大変ですが、少しでも子どものケアができるようなゆとりを持てるようにしましょう。

7. 慰謝料や養育費などの話し合いがなかなか進まない

離婚をするにあたって、財産分与や養育費、慰謝料などのお金の話は必須です。
一番よいのは互いが納得いく分け方や支払い方をすることですが、お金の話はなかなか進まないのが現実です。

こうしたお金の話では、互いが少しでも相手より優位に立ちたいと思うのは当然です。
そうした気持ちから相手の嫌な面を見ることも多くなるでしょう。ストレスが溜まり、本当につらくなる方も多いです。

慰謝料や養育費などのお金まわりは、弁護士を挟んだほうが揉めにくくなります。
難しい内容ですので、1人で悩まずに相談すると解決までの近道になるでしょう。

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8. 辛い過去と向き合わなければならない場合もある

不貞やDV、モラハラなどが理由で離婚する場合、配偶者の顔を二度と見たくないと思う方もいるでしょう。
しかし、離婚では話し合いを設ける必要があるので、相手に会いたくなくても会わなければならないケースも出てきます。

さらに、証拠集めや嫌なエピソードなど、調停で話さなければならない場面では、辛い現実と向き合うことになります。
辛い過去を思い出す作業では、肉体的にも精神的にも押しつぶされそうになるでしょう。

すぐに離婚ができれば何度も辛いことを思い出さずに済みますが、相手が離婚に応じてくれない場合は、憂鬱な気分が拭えません。
特に、DV、モラハラの被害にあった方は、離婚がスムーズではない場合も多いので、精神的な負荷が大きくなるケースも少なくありません。

離婚が成立したらより幸せな未来が待っていると考え、乗り越えていきましょう。

9. 共有財産(動産)の分け方や引越しが大変

離婚するにあたり、引越しをしなければならない方もいます。
その場合、家電・家具といった共有財産(動産)の分け合いをどうするかというのも揉めやすいポイントです。

一緒に使ってきた物を分けるとなれば喧嘩も勃発しやすいです。
特に、顔も見たくない相手の場合、共有財産を一つひとつ分ける作業でも辛く感じるでしょう。

さらに、共有財産を分けた後の引越しも大変です。
子どもと共に引っ越す場合には、子どもが使う物も全部持ち出さなければなりません。

離婚協議で疲れている最中の引越し、共有財産の分割では体力を消耗します。
共有財産を分ける際にはリストなどを作り、話し合いがスムーズに行くように工夫しましょう。

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10. 約束と違う!?離婚後にトラブルが発生する可能性もある

離婚が成立してやっと新しい環境に慣れたと思っても、離婚後にトラブルが発生するケースもあります。
特に、約束したはずの養育費が振り込まれないなど、お金にまつわるトラブルは大変です。

約束と違えば予定も大幅にくるってしまうので、離婚後の元配偶者の対応が重要になります。
さらに、離婚後は子育てをしながらフルで働く方も多いでしょう。
ほかに協力者がいない方は、子どもが病気になったときの受け入れ先の確保にも一苦労です。

離婚後は嫌いな人との生活から解放されると思っていても、別のストレスが生まれる可能性は否めません。
離婚を考えている方は、具体的な将来設計や万一のときの対策なども今から立てておきたいですね。

まとめ

離婚では大変なこともたくさんありますが、離婚からまた人生は新たなスタートを切ります。
大変なことは弁護士に相談しながら一つひとつ乗り切ると心強いです。

離婚後の生活や環境なども考えながら納得のいく条件を引き出し、ゆっくりと変化に対応していきましょう。

Authense法律事務所が選ばれる理由

Authense法律事務所では、離婚問題について、豊富な経験と実績を有する弁護士らで構成する離婚専任チームを設けています。
これまでに蓄積した専門的知見を活用しながら、交渉のプロである弁護士が、ご相談者様の代理人として相手との交渉を進めます。
女性弁護士が数多く在籍しており、面談予約時に「弁護士性別」をご希望いただくことも可能です。

弁護士らで構成する離婚専任チーム

離婚問題を弁護士にご依頼いただくことには、さまざまなメリットがあります。
感情的になりがちな相手方との交渉を弁護士に任せることで、精神的なストレスから解放されますし、日常生活への影響も最小限に留められます。
相手方に有利な条件での示談や和解を要求された場合でも、弁護士に依頼することによって、過去の判例などを踏まえた対等な交渉ができます。
また、問題終結後に弁護士を通して合意書を作成しておけば、和解成立後に相手方から再び慰謝料を請求されたり、不貞行為の内容をSNSに投稿されたりといった事後的なトラブルを未然に防止することも可能になります。

私たちは、調停や裁判の勝ち負けだけではなく、離婚後の新生活も見据えてご相談者様に寄り添い、一緒にゴールに向けて歩みます。
どうぞお気軽にご相談ください。

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記事を監修した弁護士
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