離婚の慰謝料の相場
離婚の慰謝料には、養育費の算定表のような明確な基準はありません。
離婚の慰謝料の金額は、離婚の理由や婚姻期間、子どもの有無、相手方の社会的地位や資力などの事情で変わるためです。
しかしながら、実際の交渉では過去の裁判例が参考とされています。例外もありますが、たとえば、不貞行為(浮気や不倫などの有責行為)が離婚の理由である場合の慰謝料は、200万円~300万円でまとまることが多い傾向にあります。
離婚慰謝料の算定要素
離婚の慰謝料は、離婚に至るまでの様々な事情を考慮して総合的に判断されます。
算定要素として、以下のような要因が考慮されます。
<一般的要因>
・離婚に至った原因や動機
・浮気・不倫などの不貞行為(有責行為)の原因や態様、程度
・婚姻関係(夫婦関係)の破綻に至る経緯
・精神的苦痛や身体的苦痛の程度
・婚姻に至る経緯、実情
・婚姻期間(同居期間・別居期間)
・未成年の子の有無、人数
・親権、監護権の帰属
・財産分与の金額etc.
・資産状況
・社会的地位
<請求者側の要因>
・性別
・年齢
・資産
・初婚、再婚の別
・自活能力
・妊娠中絶の有無
・健康状態(精神疾患など)
<被請求者側の要因>
・性別
・年齢
・職業
・資産
・収入
・婚外子の出生、認知の有無
・婚姻中における贈与
・生活費(婚姻費用)不払いの有無
・夫婦関係修復の努力の有無 etc.